不動産をめぐる相続登記

不動産を所有している人が亡くなった場合にその名義を変更することを相続登記といいます。

この相続登記は、ある日付までに行わなければならないという法的な規定はありません。

行いたくなければ、いつまでもでも行なわなく構いません。

しかし、相続登記を行わないと問題が複雑化し、不動産を売却したくなったとしても思い通りにいかなくなるという事態が生じることがあります。


例をあげてみましょう。



例えば、2人の子供がいる父親が亡くなったとします。



その場合の相続人は妻と2人の子供の合計3人です。


しかし、相続登記を行わなかったとします。


その間に1人の子供が亡くなったとします。
では、その時点で不動産の相続人は何人になるのでしょうか。
もし、相続人に子供が3人いたとします。

そうすると、今度はその3人が相続人となります。


つまり、相続人が5人になるということです。その5人で遺産分割協議を行わなければなりません。人数が増えれば、それだけもめる確率は大きくなると考えることができます。
しかも分割協議を行なうにしても5人いれば5人で作成し、5人分の印鑑証明書と実印も必要となります。

そうなりますと不動産を売却するにしても話が遅々として進まないとようになってしまうことがあります。
相続登記は期限が決められていないものの、放置しておくならば手続きが複雑になる可能性があるということを考えておく必要があります。できるならば早めに相続登記を行っておいたほうが良いでしょう。